今日はハロウィンですね。
連日のハロウィン関連のニュースを見ると、なんだかなぁ~!って思っちゃいますよね。
全部を否定するつもりなんて全然ありません。むしろ大人だって仮装して楽しい時間を過ごしたいし、親子で仮装とか、友達と一緒に仮装して楽しい時間を共有するのは悪い事ではないと思います。
でも、一部が暴徒化、お酒や食べ物のゴミを捨てる、喧嘩、器物破損、深夜まで騒ぐ・・・いったい何をしてるの?現実逃避?仮装したら別人になっていいなんてルールがあるんですか?
とにかく言いたいことは山ほどあります。
で・・・・こんなハロウィン、どうすればいいのか?
意外なところに答えがあるじゃありませんか!
そう、イタリアに!
世界的にも有名なカーニバル ヴェネツィア・カーニバル
品があり、それでいて個性的、統一感もあり、観光として開催される街にも利益がある・・・・
まさに仮装パーティーの集大成ともいえるカーニバルです。
軽トラックがひっくり返ったり、自販機が壊されたり、翌日ゴミだらけになることもありません(若干、紙吹雪が落ちていますが)
そしてもう一つ!
私が大好きなカーニバル。ヴィアレッジョのカーニバルです。
【以前ブログで紹介したヴィアレッジョのカーニバルは、ここをクリック】
もう、最高に楽しいカーニバルです。見に行ってから、かれこれ4年ぐらい過ぎますが、今、こうやって写真を見ただけで胸の奥がギュッと締め付けられるような感覚になりました。
こちらは、伝統的なヴェネツィアのカーニバルとは少し雰囲気が違い、思い思いのテーマでグループで参加します。伝統的なイタリアの芸術を表現したり、その年話題になった政治家やスポーツ、流行がモチーフになったり、自然保護や環境問題などを取り上げたりと、どこか新聞の風刺画を切り取った物が多いかもしれません。
大きなグループでは100人単位のチームがあったりして、それぞれチームごとに歌やダンスを披露しながらパレードをするのです。
そして、写真を見ていただければお分かりでしょうが、すごく近いところで撮影しています。
それは、日本のお祭りと違いロープや柵が無く、普通に列に入る事ができるのです。
なので、勝手に個人やファミリー、カップルで参加する人もいました。
そういう意味では、日本のハロウィン行列は、このカーニバルに近いのかもしれませんね。
では、なぜ、日本とは違い秩序が保たれているのでしょうか?
それは、このカーニバルは決められたストリートだけで行われているからです。
カーニバル中は、建物と建物の間には柵が設けられ、外部からは人が入れないようになります。
そして、入り口でチケットを買い入場するのです(再入場・可能)
カーニバル期間は100万人の人が小さな町にやってきますが、徹底したシステムで管理されているおかげで大きな問題もなく、ただただ、
ひたすらに楽しいカーニバルが行われているのです。
そしてもう一つは、このカーニバルを市民、国民が愛し誇りに思っているからです。
今の日本のハロウィン仮装行列を他の国の人に自慢できるでしょうか?ただ、自己満足のお祭り騒ぎにしか過ぎません。
でも、もともと行儀が良く、凝り性、そういった国民性の日本人なら、きっとヴィアレッジョに負けない世界から人が
安心して集まるようなイベントだって作ることがはずだと思います。
いつか、世界に頬れ、参加する人も見学に来る人も皆が笑顔になれるハロウィンイベントができる日が来ることを願うばかりです。