2020年07月21日

稚鮎のフリット




今日は土用の丑の日ですね。
初鰹に戻り鰹、サンマにウナギ・・・・日本人は季節ごとに旬のお魚を楽しみますよね。

そんな季節のお魚達で今が旬といえばアユです。

今回は、このアユの子供、稚鮎をフリットにしました。

フリットはイタリア人も大好きな調理法の一つです。
簡単に言えば唐揚げといったところ

セモリナ粉をまぶしてカラット揚げる。

シンプルですが凝縮した魚介のうま味をダイレクトに味わえますよ。



自分が勉強したルッカの近くにヴィアレッジョという海に面した街がありました。カーニバルが有名な漁港のある街です。


父ちゃんが水揚げしたばかりの魚介をその場でかーちゃんが売りさばいたりと、活気に溢れた街です。
そんな船着き場の船の中に屋台の船バージョンがあり、キッチンの付いた船が船着き場で船の中からフリットを売っていました。



みんなカップに入ったフリットをテイクアウトしてそれをファストフード感覚で食べながら歩いていました。
漁港ならではの風景ですよね。


あ~懐かしい‼️フリットにムール貝の白ワイン蒸し、カチュコ(カチュコは近くのリボルノが有名ですが同じトスカーナ州)等々
思い出しただけでもヨダレが止まらないです。





う~ん、なつかしいです。
  
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Posted by ろっきー at 21:25Comments(0)

2018年10月31日

今日はハロウィン 



今日はハロウィンですね。

連日のハロウィン関連のニュースを見ると、なんだかなぁ~!って思っちゃいますよね。

全部を否定するつもりなんて全然ありません。むしろ大人だって仮装して楽しい時間を過ごしたいし、親子で仮装とか、友達と一緒に仮装して楽しい時間を共有するのは悪い事ではないと思います。

でも、一部が暴徒化、お酒や食べ物のゴミを捨てる、喧嘩、器物破損、深夜まで騒ぐ・・・いったい何をしてるの?現実逃避?仮装したら別人になっていいなんてルールがあるんですか?

とにかく言いたいことは山ほどあります。

で・・・・こんなハロウィン、どうすればいいのか?

意外なところに答えがあるじゃありませんか!

そう、イタリアに!

 
 


世界的にも有名なカーニバル ヴェネツィア・カーニバル

品があり、それでいて個性的、統一感もあり、観光として開催される街にも利益がある・・・・

まさに仮装パーティーの集大成ともいえるカーニバルです。

軽トラックがひっくり返ったり、自販機が壊されたり、翌日ゴミだらけになることもありません(若干、紙吹雪が落ちていますが)

そしてもう一つ!

私が大好きなカーニバル。ヴィアレッジョのカーニバルです。

【以前ブログで紹介したヴィアレッジョのカーニバルは、ここをクリック】

 

 

もう、最高に楽しいカーニバルです。見に行ってから、かれこれ4年ぐらい過ぎますが、今、こうやって写真を見ただけで胸の奥がギュッと締め付けられるような感覚になりました。

こちらは、伝統的なヴェネツィアのカーニバルとは少し雰囲気が違い、思い思いのテーマでグループで参加します。伝統的なイタリアの芸術を表現したり、その年話題になった政治家やスポーツ、流行がモチーフになったり、自然保護や環境問題などを取り上げたりと、どこか新聞の風刺画を切り取った物が多いかもしれません。

大きなグループでは100人単位のチームがあったりして、それぞれチームごとに歌やダンスを披露しながらパレードをするのです。
 
 

そして、写真を見ていただければお分かりでしょうが、すごく近いところで撮影しています。
それは、日本のお祭りと違いロープや柵が無く、普通に列に入る事ができるのです。

なので、勝手に個人やファミリー、カップルで参加する人もいました。
 

そういう意味では、日本のハロウィン行列は、このカーニバルに近いのかもしれませんね。

では、なぜ、日本とは違い秩序が保たれているのでしょうか?
それは、このカーニバルは決められたストリートだけで行われているからです。

カーニバル中は、建物と建物の間には柵が設けられ、外部からは人が入れないようになります。
そして、入り口でチケットを買い入場するのです(再入場・可能)
 

カーニバル期間は100万人の人が小さな町にやってきますが、徹底したシステムで管理されているおかげで大きな問題もなく、ただただ、
ひたすらに楽しいカーニバルが行われているのです。

そしてもう一つは、このカーニバルを市民、国民が愛し誇りに思っているからです。

今の日本のハロウィン仮装行列を他の国の人に自慢できるでしょうか?ただ、自己満足のお祭り騒ぎにしか過ぎません。

でも、もともと行儀が良く、凝り性、そういった国民性の日本人なら、きっとヴィアレッジョに負けない世界から人が安心して集まるようなイベントだって作ることがはずだと思います。

いつか、世界に頬れ、参加する人も見学に来る人も皆が笑顔になれるハロウィンイベントができる日が来ることを願うばかりです。





  
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Posted by ろっきー at 22:22Comments(0)イタリア小話

2017年02月10日

2月メニュー、続々と!





自家製サルシッチャと信州キノコのオイルパスタ

2月に入り始まったメニューです。

隠し味は、セージ、クミン、フェンネルといったスパイスたち・・・・・

ちょっぴりスパイシーに大人な貫録を漂わせるお味に仕上がりました。

今回始まった2月メニューでは、一番の人気パスタとなっています。

ランチパスタは、広島産大粒牡蠣と安曇野豚の自家製ベーコンのトマトソースパスタ、ワタリガニと小エビのパスタ、フレッシュトマトとモッツアレラのパスタ、スパゲッティーボロネーゼ、そして自家製サルシッチャと信州キノコのオイルパスタ・・・・の中からお選びできるバラエティーに富んだラインナップです。

「え~!どれにしよう?」って悩む姿を見ると、ちょっぴり嬉しくなりますが、どれも思入れのあるメニューなのでメニューチェンジの時は、なんだか寂しい気持ちななります。


さてさて・・・・

二月といえば、思い出すのがヴィアレッジョのカーニバルです。



とにかく楽しいカーニバルなので、また行きたいと強く思います。

ヴィアレッジョまでのアクセスは、フィレンツェから直通(約二時間強)の電車が一時間に一本ちかく出ているのでフィレンツェ観光ついでに行くのもおすすめです。
また、ピザからも直通で(30分ぐらい)いけます。


また行きたいなぁ~ヴィアレッジョ!

  
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2016年02月23日

ヴィアレッジョのカーニバルCarnevale di Viareggio 2015 番外編

イタリア留学日記でヴィアレッジョのカーニバルの話題が続きましたが、やはり強烈なインパクトのあるカーニバルで、そんなカーニバルの行われる街の近くに住む皆さんがうらやましく思いました。

今回の留学のレジャー部門としては一番の楽しみだったヴィアレッジョのカーニバル・・・・
三部構成の日記になってしまいましたが、少しでもその雰囲気が伝われば幸いです。今回は番外編としてYouTubeにアップされているCarnevale di Viareggio 2015の動画をいくつかご紹介します。

最近は、いろいろな画像がYouTubeでアップされていますが、帰国してからもたまに「「Carnevale di Viareggio2015」で検索してしまいます。

すると、たくさんの動画がヒットします。そのたびに胸がドキドキとしてあの時の思い出がよみ返ってきます。
特に音楽って脳内に直接リンクするんですね。歌って踊るヴィアレッジョのカーニバルは音楽もとても大切な要素で、一つのグループごとにテーマソングがありすごく一体感があり・・・・・とにかく楽しいんです。

いろいろな動画がありますが、臨場感の伝わるものをちょっとアップしておきます。
まずはこのグループ
Mutti la grande madre

とにかくインパクトがすごかったです。自分が見に行った時はこのグループがオオトリを務めていて、この大きなシニョーラはきっと有名な方だと思いますが、もう口はパクパクして、目は白目になって、股はピカピカ光り、そこから裸の大統領が5人産まれるは・・・・ハチャメチャでした。

つづいてこちら・・・・

Bella ciao
とても芸術性のたかいグループでした。
オペラや国家、イタリアを代表とする曲を歌いながら大きな操り人形が動く山車・・・・

とくに、Bella ciaoの演奏が流れると大盛り上がり‼

みんながしっている愛国心を歌った詩なんでしょうね。

サビの
O bella ciao, bella ciao,
Bella ciao, ciao, ciao!!!!!って所は最高に盛り上がりました。
続いてご紹介するのは
Non ci fossilizziamo

大きな恐竜の骨の山車で、関節が見事に可動するしくみです。
衣装は恐竜の骨とは正反対にゴールドでど派手・・・・

中央に歌手がライブで歌いながら踊りながら・・・みんな息がぴったりでした。
ヴィアレッジョの歌を流しているせいか、このグループもサビのところになると大賑わい
みんな同じようなポーズと振り付けで
o o oViareggioって大きな声で歌うんです。

あ・・・でも、ちょっと松本ぼんぼんに似ているかもしれませんね。


最後に紹介するのは
Quello che non vorrei vedere
たしか、Carnevale di Viareggio 2015の優秀賞に選ばれたグループです。

芸術性ではすば抜けていたグループでした。そして堂々と一人で踊りきる中央の女性におくる拍手はすごかったです。

今回紹介したのはほんの一部です・・・どれも本当にすごく全部紹介したいぐらいですが・・・・

また、気が向いたらご紹介しますね。

松本ぼんぼんの飛躍の可能性は案外ヴィアレッジョのカーニバルだったりするかもしれませんね。

あぁ・・・しかし、また行きたいなヴィアレッジョのカーニバル。

また会おう!ヴィアレッジョのカーニバル・・・な~んて
arrivederci!!!!!!!  
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Posted by ろっきー at 22:07Comments(0)イタリア小話

2016年02月21日

ヴィアレッジョのカーニバル その3

最近、すこしあたたかくなりましたが、朝晩の冷え込みはまだまだありますね。
インフルエンザが流行っていますがご自愛ください。
日本では予防や花粉対策にマスクをよくしますが、イタリア人はあまりマスクしません。マスクは重病の人がするみたいな感じで、マスクをしていると「エボラか?」ってからかわれました。
ちなみに、今回のブログでも登場するヴィアレッジョは松本よりも随分暖かい気候でした。

では、今回もヴィアレッジョのカーニバル日記の続き
ヴィアレッジョのカーニバル その3


天気予報では雨の予報でしたが、どんどん空は青くなってきました。 
それと同時に、みんなのテンションも高くなり、とにかく楽しい。


同じカーニバルでもヴェネチアのカーニバルは芸術性が高い雰囲気(行ったこと無いのでイメージです)でも、ヴィアレッジョのカーニバルは楽しさを追及したカーニバルという雰囲気で、芸術的な物、メッセージ性の高いもの、ただ、お馬鹿な物、そして社風をおかしく表現したものなど、チームによって様々でした。
でも、何故か首相のレンツィ氏はいじられまくりでした。
 


今回のカーニバル、下調べもなくヴィアレッジョへ向かったため、朝の八時に到着しました。
楽しいとはいえ、カメラ三台持って交換レンズも持って、ダラダラ六時間以上歩くとさすがに疲れてきました。
いつになったらパレードが始まるか聞いてみると午後の3時からだという。 (あと1時間後)


ここからパレード終了まで立ちっぱなしというのも、さすがに厳しいと思いはじめは、階段になったベンチタイプの有料特別シート(10ユーロ) で全体を楽むことにしました。
展望がよく山車とパレードの全貌を見るにはおすすめの席です。

目の前を大きな山車とでも言いましょうか?そんなのがパレードになって行き来するんです。
そしてその巨大なモニュメントはみんな動くです。口が開いたり手が動いたり、そして何十人の人が乗ったりパレードしたりして歌い踊り・・・とにかく圧巻です。

ただこの有料シート、一つこの席には欠点がありました。

それは天気が良いと、もろに真正面から太陽が目に入って来るんです。
ただ、見物を楽しむには問題ないけど、写真を撮るのはちょっと難しい。
逆光を上手に活かした写真の撮り方には、まだテクニックが足りない自分にとっては苦戦しました。


このカーニバルの特徴ともいえること・・・観客が一体となってパレードを楽しむことができるということです。
日本な確実にロープで仕切られてパレードには入れないと思います。

パレードの間近でテンション最高潮で楽しんでいる人々を上の席から見てると羨ましくなってきます。

ってなわけで、お金払ったって、ちょっともったいなかな?って思いましたが途中から席を外れて人混みに紛れて目の前でカーニバルを楽しんできました。

 

今回、一番人気の山車はとにかくお下品といいましょうか?日本じゃあーだこーだ抗議の電話なりまくりそうな下ネタ満載の山車。 あっけにとられました。


でも、こんなのも認めちゃう懐の深いカーニバルに万歳です。

ばんざ~い!
まだまだいろいろご紹介したい写真はありますが、今回の日記はこれで終了していました。またおいおいご紹介します。

ヴィアレッジョはピサからも近いので、もし、2月にイタリア旅行を予定している人がいましたら、是非とも旅行プランに追加して欲しいオススメのカーニバルです。  
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Posted by ろっきー at 17:52Comments(0)イタリア留学日記

2016年02月16日

ヴィアレッジョのカーニバル その2



最近、記念写真を撮るのでシャッターを頼まれる事もありますが、いざカメラを向けると・・・・
斜め下を向いて目を瞑り顔を隠すようにピースをしたり、歯痛のポーズをとったり・・・・中々イタリア人には理解できないポーズが多いですね。


一方イタリア人は、全員ではありませんが、基本的に写真が大好きで写真撮っていいかな?って聞くと最高の決め顔で応えてくれます。

写真、撮られなれているんでしょうね。
そして、イタリア人のFacebookの写真ってカップルで写っているのが多かったりします・・・・


なので、メイク中に「写真撮っていいよ」って言っておきながら、普通にラブラブな風景も見せつけてくれちゃったり・・・・(挨拶みたいなもんですが)


パレードが始まる前にも、みなさんの笑顔をたくさんいただくことができました。


では、今回のブログもカーニバルの日記の続きです。

カーニバルの楽しみはパレードだけではありません。出店もたくさん出ています。
おもちゃの出店、射的、輪投げ、おやつ、軽食から食事まで、この辺のノリは日本の祭りと似ているかもしれません。


実際、日本のお祭りや縁日も屋台が楽しみで行くようなものですもんね。

ただ、景品は日本のように子供限定のものじゃなく、大人まで欲しくなるものが多かったような・・・・(例えば ワイン、携帯電話、アクセサリーなどなど・・・)

そしてここはイタリアです。食のこだわりだけは半端無いです。


その場でフォン(出汁)から作ってたり、使っている食材は冷食でなくフレッシュな物、そのままレストランに並んでも遜色ないものがレストランよりお値打ちな価格で提供されていました。



またイタリア各地の都市の特産品や燐国のアンテナショップが集まるエリアがありました。
そこで食事をすることにしたのですが、ピザ窯のメーカーのアンテナショップがあり興味深く見ていると話しかけられました。
ちなみに、今回はどっかの国の名前を言われる前に、ジャポネーゼと名乗っておきました。
 

いろいろなタイプの石窯があり、可動式でありながら本格的な石窯もありました。
なんかあんなのがお庭にある暮らし憧れますね。

そういえばイタリアのホームセンターには普通に焼却炉やガーデニングのコーナーにピザ窯が売ってました。それぐらい身近なものなんでしょうね。

このピザ窯のショップのオーナーさんが、とにかく感じの良い方でパンフレットとかもらったり、いろいろ説明してくれたりと温かいもてなしをされました。


せっかくなので、ここでピザを食べることに。

焼きあがったピザは見事なコルニチョーネがあり、今回イタリアに来て一番のルックスのピザでした。


これが4ユーロ。
支払いをしようとすると、せっかく日本から来たんだからいらないと・・・・
泣けてきます。

で、味も最高に旨い。
これです。このピッツァを食べたかったのです。一枚余裕で食べれました。

今回イタリアに来ていろんな店のピザをたくさん食べていますが、お腹がいっぱいになって一枚食べるのが苦しい事が多かった。
ひょっとしたら体長のせいかな?と思っていました。
でも、やっぱり美味しいピッツァは一人でも一枚余裕で食べれるという事をあらためて実感したした。

この感覚、しっかり覚えておこう‼

ピザ窯売り場のオーナーとの別れが寂しかったのですが、もうすぐカーニバルのパレードが始まるので会場にむかいました。

が、会場の手前20メートルの所で強烈な香りがしてきました。


トリフの名産地のブースからでした。
思わず、トリフのクリームニョッキを注文(5ユーロ 安い!)しかも、プラス1ユーロでフレッシュのトリフまでトッピングできちゃうとか。
 

わーい、食いしん坊万歳です。
  
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